介護療養型医療施設とはどのような施設なのでしょうか。介護療養型医療施設というのは、介護保険施設の一つなのですが、要介護1以上の要介護認定を受けた方は介護療養型医療施設に入所することができます。介護の分野では、介護老人福祉施設や保健施設という施設名をよく耳にすることがありますが、介護療養型医療施設はあまり聞きなれないと思います。
この介護療養型医療施設の場合は、現在のところ病状は安定しているが、自宅で療養することが難しくて長期療養が必要とされるお年寄りに対して、医療やリハビリなどの療養を目的としています。医療制度改革により、一般の病院から介護療養型医療施設に転換した病院があったそうです。そのため、外見上は病院と変わらない施設もあります。
また、外来などの診察も普通に行っているところもあるため、私たちにとって理解するのが難しいという一面があると思います。病院と異なる点は、この施設の目的が「治療」ではなく「療養」であるという点です。病状が悪化している時や進行中という場合には、病院での治療となります。その場合には、手術をしたり入院して点滴治療を受けるといった治療を行います。
日本では現在、高齢化・少子化が急速に進んでいます。そして、そのことによって、高齢者の幸せを家族だけ支えていくことは難しくなっています。社会全体で、高齢者の幸せをの向上、維持をはかる仕組みを確立することはできないのでしょうか。昭和38年、高齢者の福祉の向上を図ることを目的とした「老人福祉法」が制定されました。高齢者の福祉とは、社会福祉制度の一分野で、老人福祉とも呼ばれているのです。特に、高齢者を対象とするサービスのことを指しています。
「老人福祉法」は、老人福祉の原理を明確にして、高齢者の心身の健康を保持しながら、生活を安定させるために、必要な措置を講じるために存在する法律です。かつて、すべての高齢者を対象として、その社会保障を担っていましたが、財政悪化により、現在では、「老人保健法」、「介護保険法」が適用されない場合に限り、老人の福祉を行う根拠として用いられるようになっているのです。
高齢者の福祉としては、在宅福祉と施設福祉の2種類があります。在宅福祉には、ホームヘルプ、ショートステイ、デイサービス、グループホームなどがあります。施設福祉は、特別養護老人ホーム、養護老人ホーム、老人介護支援センター、老人福祉センターなどがあります。軽費老人には、A型、B型の区分がありますし、ケアハウスはこのような種類の老人ホームの一種であるといえます。