介護老人施設とは、介護が必要となってしまった状態の高齢者を支援していくための施設です。介護老人施設の場合は、比較的病状が安定しており、入院や治療などは必要ないのだけれども、リハビリや介護といったケアサービスが必要というような要介護認定を受けられた方は入居することができます。介護老人施設は、「介護老人福祉施設」「介護老人保健施設」「介護療養型医療施設」の3種類に分けられています。
それぞれ「介護老人福祉施設」「介護老人保健施設」「介護療養型医療施設」には特徴があります。例えば「ろうけん(老健)」といわれる、「介護老人保健施設」の場合には、その方の個人の日常生活にあった看護や介護を行っており日常生活を自立しておくることのできるように、機能回復訓練などを行うことを目的としています。
施設には施設に入居する場合もありますし、短期入所療養介護、通所リハビリなどがあります。もしも、施設に入居する場合には、リハビリ・レクリエーション、そして介護を行って家庭に復帰できるように日常生活に必要な機能回復訓練を行っていきます。ショートステイと呼ばれる短期入所療養介護の場合は、家族が介護に疲れてしまった場合や、冠婚葬祭、旅行というように介護される方に時間がほしいときなどに家族に代わって介護サービスを行うといった形になります。
日本では現在、高齢化・少子化が急速に進んでいます。そして、そのことによって、高齢者の幸せを家族だけ支えていくことは難しくなっています。社会全体で、高齢者の幸せをの向上、維持をはかる仕組みを確立することはできないのでしょうか。昭和38年、高齢者の福祉の向上を図ることを目的とした「老人福祉法」が制定されました。高齢者の福祉とは、社会福祉制度の一分野で、老人福祉とも呼ばれているのです。特に、高齢者を対象とするサービスのことを指しています。
「老人福祉法」は、老人福祉の原理を明確にして、高齢者の心身の健康を保持しながら、生活を安定させるために、必要な措置を講じるために存在する法律です。かつて、すべての高齢者を対象として、その社会保障を担っていましたが、財政悪化により、現在では、「老人保健法」、「介護保険法」が適用されない場合に限り、老人の福祉を行う根拠として用いられるようになっているのです。
高齢者の福祉としては、在宅福祉と施設福祉の2種類があります。在宅福祉には、ホームヘルプ、ショートステイ、デイサービス、グループホームなどがあります。施設福祉は、特別養護老人ホーム、養護老人ホーム、老人介護支援センター、老人福祉センターなどがあります。軽費老人には、A型、B型の区分がありますし、ケアハウスはこのような種類の老人ホームの一種であるといえます。