特別養護老人ホームとは、常に介護が必要で、自宅での介護が困難な高齢者を対象とした老人福祉施設のことです。介護保険法上の介護老人福祉施設の指定を受けて運営しており、食事や入浴、排泄といった日常生活の介助や健康管理などのサービスを受けることができます。現在は約37万床が整備されていますが、入居希望者は40万人を越えていることから、入所することは難しいとされています。
特別養護老人ホームでは、介護費だけでなく住居費や光熱費についても介護保険の適用がありますので1人当りの入居費用は月額5万円程度なので他の老人福祉施設と比べるととても安いです。
個室はほとんどなく通常は4人部屋になります。プライバシーがないといったことや食事室等があまり整備されていないなど、在所者の生活の質からみると問題が多いでしょう。
特別養護老人ホームは、全国一律のサービスを行う福祉施設になります。有料老人ホームは、入居者の多様化するニーズに合わせて進化する施設となります。
◆特別養護老人ホーム
事業主体は、社会福祉法人・市町村などの公益法人又は、公的機関になります。建設、運営などに補助金(税金)投入されており、居室は主に複数人部屋(全体の70%は4人部屋)になります。サービス内容は、全国的にほぼ一律です。多くの待機者がいるために、新しい入居者は要介護4~5等の高齢者に限定されています。
◆有料老人ホーム
事業主体は、法人であれば特に規定なく株式会社などの一般法人が中心です。 建設に補助金などの公的な支援はなく、居室は、基本的に個室になります。 サービス内容は、有料老人ホームによって大きく違ってきます。入居者は、有料老人ホームで独自に判断されます。
住宅型有料老人ホームについてご紹介します。住宅型有料老人ホームは、食事などのサービスがついた高齢者向けの居住施設です。住宅型有料老人ホームの場合は、介護が必要になったときに、訪問介護や通所介護というような外部サービスを合わせたケアプランを作成することができます。そして介護を受けた分だけ出来高で介護にかかった費用を計算していきます。
介護の重度が低ければリーズナブルといえますが、介護が重度になればなるほど、費用がかかってしまうという面もあります。住宅型有料老人ホームの特徴を大まかにまとめるとホームのスタッフは、介護や看護するということはなくて、外部からの訪問介護や通所介護を利用することになります。そして介護報酬は、サービスを受けた分だけです。
その他にもサービス利用が月単位の区分支給限度額内の場合には、利用した介護報酬の一割負担となります。あとはサービス利用が区分支給限度額を超えた場合には超えた分は全額自己負担となります。こういった特徴を持っています。数多くある住宅サービスの提供の中から、入居する方が自分で選ぶことができます。そのため自分の生活環境にあった介護策定をすることが可能です。