今はとても健康でも、将来、身体に不自由が出てくる可能性は、大いにあります。最近、ことに問題になっている痴呆の問題も、決して他人事ではありません。また、これまでは自宅で、自分のスタイルで生活されてきた方の場合は、いきなり集団生活を送らなければならなくなると、いろいろ戸惑うことも多いと思います。
精神的にも、肉体的にも、適応力があるうちに、余裕をもって、老後の人生設計をしておきたいものです。
老人ホーム選びでは、特に、有料の老人ホームを選択するときには、契約、引越し、そして、入居までの、大きな流れを把握し、納得のいくまで準備をした上で選択し、後悔のないように、新しい生活をスタートさせましょう。
1.選択
有料老人ホームの選択は、自分自身の生活スタイルや健康状態、そして将来をも視野に入れて、再検討することから始まります。そして、無理のない資金計画を立て、情報収集をします。
そして、様々な希望条件の中で、優先順位をつけて、徐々にいくつかの有料老人ホームに、絞り込んでいきます。
2.見学・体験入居
実際に契約する前に、必ず自分自身の目で確認することが大切です。体験入居をしてみると、感覚的に合うか合わないかを実感することができます。
その際、一人で行くのではなく、何人かで行くことにより、様々な視点からとらえることがでるという利点もあります。また、比較のためにも、必ずいくつかの施設を訪れましょう。さらに、複数回訪問すると、その施設のことがよくわかるでしょう。
3.契約
希望のホームが決まったら、具体的な契約条件の最終確認をし、必要な書類を整えます。一般的に、必要な書類は以下のものです。
(参考):
●契約書(2通)
●契約者の戸籍抄本
●契約者の住民票
●契約者の印鑑証明と実印
●身元引受人の印鑑証明と実印
●契約金振り込み証明書
●その他(経歴、趣味、健康状態などを記した身上書)
4.引越し・入居
新しい環境で、楽しい生活をスタートさせましょう。
日本では現在、高齢化・少子化が急速に進んでいます。そして、そのことによって、高齢者の幸せを家族だけ支えていくことは難しくなっています。社会全体で、高齢者の幸せをの向上、維持をはかる仕組みを確立することはできないのでしょうか。昭和38年、高齢者の福祉の向上を図ることを目的とした「老人福祉法」が制定されました。高齢者の福祉とは、社会福祉制度の一分野で、老人福祉とも呼ばれているのです。特に、高齢者を対象とするサービスのことを指しています。
「老人福祉法」は、老人福祉の原理を明確にして、高齢者の心身の健康を保持しながら、生活を安定させるために、必要な措置を講じるために存在する法律です。かつて、すべての高齢者を対象として、その社会保障を担っていましたが、財政悪化により、現在では、「老人保健法」、「介護保険法」が適用されない場合に限り、老人の福祉を行う根拠として用いられるようになっているのです。
高齢者の福祉としては、在宅福祉と施設福祉の2種類があります。在宅福祉には、ホームヘルプ、ショートステイ、デイサービス、グループホームなどがあります。施設福祉は、特別養護老人ホーム、養護老人ホーム、老人介護支援センター、老人福祉センターなどがあります。軽費老人には、A型、B型の区分がありますし、ケアハウスはこのような種類の老人ホームの一種であるといえます。