認知症のお年寄りを、自宅で介護するということは、実際、とても大変なことです。しかし、公的な施設は、介護認定など、入居するためには、一定の条件を満たすことが必要ですし、そもそも、施設の空きが少ないために、順番待ちになるケースが多いというのが実状です。
現在、そのような老人、および、その家族の、不安や負担を解消するために、有料老人ホームの中で、認知症の方を受け入れる施設が増加してきています。中でも、認知症の進行の緩和に効果があるということもあり、グループホームの形式が注目されています。
認知症があり、要支援2~要介護1~5の認定を受けている方を受け入れている、標準的なグループホームの様子を、少しご紹介したいと思います。
グループホームとは、介護保険では、居宅サービスの1つに位置づけられています。
認知症のある、5~9人ほどのお年寄りが、互いに助け合いながら、家庭的な雰囲気の中で共同生活を送ります。居室は完全個室で、一室6畳~10畳程度のところが多いようです。そのためグループ生活とはいえ、入居者のプライバシーは保たれています。
各部屋には、収納・洗面台・エアコンが設置されているのが、標準的な形態です。また、24時間365日介護職員が在住し、一人ひとりの生活に応じた介護サービスを提供しています。
多くのホームでは、他の入居者とコミュニケーションを図るために、お正月のイベント、お花見、クリスマスなど、季節に応じたレクレーションを用意しており、それが認知症の症状の進行に、一定の効果があるといわれています。
自宅で家族と一緒に生活する楽しさとは別に、お年寄り同士の交流が生まれる、それがまた新しい楽しみとして、脳の活性化や 若返りに、一役買うのかもしれません。
住宅型有料老人ホームについてご紹介します。住宅型有料老人ホームは、食事などのサービスがついた高齢者向けの居住施設です。住宅型有料老人ホームの場合は、介護が必要になったときに、訪問介護や通所介護というような外部サービスを合わせたケアプランを作成することができます。そして介護を受けた分だけ出来高で介護にかかった費用を計算していきます。
介護の重度が低ければリーズナブルといえますが、介護が重度になればなるほど、費用がかかってしまうという面もあります。住宅型有料老人ホームの特徴を大まかにまとめるとホームのスタッフは、介護や看護するということはなくて、外部からの訪問介護や通所介護を利用することになります。そして介護報酬は、サービスを受けた分だけです。
その他にもサービス利用が月単位の区分支給限度額内の場合には、利用した介護報酬の一割負担となります。あとはサービス利用が区分支給限度額を超えた場合には超えた分は全額自己負担となります。こういった特徴を持っています。数多くある住宅サービスの提供の中から、入居する方が自分で選ぶことができます。そのため自分の生活環境にあった介護策定をすることが可能です。