高齢者入居施設のことを、総称して、老人ホームといいます。各施設の目的や対象となる高齢者の違いから、老人ホームには、10種類の施設があります。
その中で、比較的低額な料金で高齢者を入所させ、日常生活の便宜を図ることを目的とした施設に、「軽費老人ホーム」というものがあります。軽費老人ホームは、さらに細かく、A型、B型、ケアハウスに分類できます。
●A型:収入が利用料の2倍以下というように、収入が少なく、また、身寄りがない、あるいは何らかの家庭の事情から、家族との同居が難しい高齢者を対象とします。
●B型:家庭環境、住宅事情などから、居宅で生活することが困難な人を対象とします。ただし、入居者は、自炊が可能な程度の身体的機能、健康状態であることが条件です。
●ケアハウス:自炊が不可能なほどの身体的な機能の低下がある、あるいは、独立した生活を送ることが不安で、家族による支援を受けられない、60歳以上の高齢者が対象です。自立した生活を促すための環境的配慮が施されている施設です。
経費老人ホームは、費用は低額ではありますが、あくまで、自分のことは自分でできる健康状態、機能状態を持っていることが条件となります。そのため、それが不可能になると、退去しなくてはならなくなります。
また、軽費老人ホームの契約は、各ホームの経営者との私的契約を結ぶ形式とされています。「特別養護老人ホーム」や「養護老人ホーム」の場合は、要介護1~5に認定された人(特別養護老人ホーム)など、一定の制限があります。
従って、将来的に、身体が不自由になったときのことも考えると、自分の希望条件にあったホームを探すためには、有料の老人ホームも視野に入れた選択が、必要になってくる場合もあるでしょう。
住宅型有料老人ホームについてご紹介します。住宅型有料老人ホームは、食事などのサービスがついた高齢者向けの居住施設です。住宅型有料老人ホームの場合は、介護が必要になったときに、訪問介護や通所介護というような外部サービスを合わせたケアプランを作成することができます。そして介護を受けた分だけ出来高で介護にかかった費用を計算していきます。
介護の重度が低ければリーズナブルといえますが、介護が重度になればなるほど、費用がかかってしまうという面もあります。住宅型有料老人ホームの特徴を大まかにまとめるとホームのスタッフは、介護や看護するということはなくて、外部からの訪問介護や通所介護を利用することになります。そして介護報酬は、サービスを受けた分だけです。
その他にもサービス利用が月単位の区分支給限度額内の場合には、利用した介護報酬の一割負担となります。あとはサービス利用が区分支給限度額を超えた場合には超えた分は全額自己負担となります。こういった特徴を持っています。数多くある住宅サービスの提供の中から、入居する方が自分で選ぶことができます。そのため自分の生活環境にあった介護策定をすることが可能です。